2024.10.07
COMMENT
東ちづるさんが殺されるところから始まるこの映画。犯人探しで浮かび上がるのは、差別よりも厄介な偏見。見た目が違う、言葉が違うなどなど。それどこ目線で言ってます?個性を持って生まれ育ち、その個性を活かして生きる人を、中身を見ようともしない“気遣い”で誰がジャッジできましょう。ステレオタイプに対する批判を、あらゆる角度から軽妙なコメディで描ききったのが本作。特に大手メディアに対しての皮肉は最高に気持ちいい!映画ライターよしひろまさみち